iDeCoちゃんとお付き合いしないのは情弱か
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iDeCoちゃんとお付き合いしないのは情弱か
2024年の制度改正により、iDeCoがよりパワーアップしました。
それに伴って、以前から言われていた「iDeCoを利用しないのは情弱だ」という声もより大きくなったような気がします。
今回は次の流れで、思ところについて書いていきたいと思います。
- 改めてiDeCoとは
- くまの考え
改めてiDeCoとは
iDeCoを一言でいうと個人で年金の積立を行うための制度です。
メリットとデメリットにはざっくり次のようなものがあります。
メリット
- 積み立てた金額が税金の控除対象になる
- 運用益が非課税
- 適切な対応で引き出し時の課税も非課税もしくは最小限にできる
デメリット
- 60歳まで引き出せない(60歳を迎えても運用10年未満だと引き出せない)
- 手数料がかかる
- 出口戦略がややこしい(ここで失敗すると節税効果が減少する)
iDeCoで積み立てた金額が税金の控除対象になるのが特徴で、この節税効果がNISAなどと比べて強力。
iDeCo推しの人から見るとこの効果を使わないのは情弱だということのようです。
逆にiDeCo推しでない人が気にしているのは資金がロックされる点と、将来に関する不透明さ。 今後制度改正などが行われた場合に、されるがままになってしまうという点です。
くまの考え
現状の条件だけでみるならiDeCoは利回りを考えると効果的な投資先であることは確かだと思います。
資金ロックによる融通のきかなさや、制度変更に対してなすすべがない点についてどうとらえるか。
例えば、途中で管理手数料が大きく引き上げられたら、出口で退職金控除が使えなくなったら……など考えだしたらキリがないです。
結局のところ、iDeCoについての評価は「政府や政治家を信じられるかどうか」ということにつきるのかもしれません。
くまの場合、政府への信頼度は正直高くないので、iDeCoちゃんが政府によるハニトラの可能性を捨てきれません。
なので現時点ではiDeCoちゃんはお断り。
くまの好みは横に避けておいたとしても、iDeCoは分かりにくいし、癖の強い制度。
利用しないと判断しても情弱とはいえないのではないかなというのがくまの考えです。