貯金したくなる?「きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方」

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「言葉・フレーズ貯金」

「言葉・フレーズ貯金」、この本を読んで最も印象に残った部分です。

「きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方」は仕事における文章の書き方にフォーカスしています。
わかりやすい・伝わる文章の書き方はもちろん、内容と速さを両立するための考え方などもカバーしています。

その中で特に印象に残ったのが冒頭で挙げた「言葉・フレーズ貯金」に関する部分。
頭の中の日本語データベース「ことばの森」を育てよう、つまりは語彙力をアップさせようというものです。
頭の引き出しに使える言葉やフレーズを蓄積していくことで、良い表現につながると書かれています。

文章の書き方関連の書籍はそれなりに数を読んできましたが、鍛え方について言及しているものはまだ未読だったので新鮮だったのです。

「ことばの森」の育て方

育て方といっても具体的には何をすればよいのか。

本書では新聞の朝刊コラムの書き写しが紹介されています。
「書き写し」つまり手で書くということです。 キーボードでのタイピングではダメで、自分の手を動かして書くことでより効果的になるのだそう。
目安として2年ほど続ければ、十分な「ことばの森」が育つとのこと。

イラストならデッサンや模写、武道なら型。
上達における常套手段は真似ること、盗むこと。そう考えると、「書き写し」という方法も効果が期待できそうです。

2年は長いとは思いましたが、ものは試し。
実際に「書き写し」を始めてみました。

お手本として選んだのは毎日新聞の余禄
Webページ上で無料で読めるのが決め手でした。

現在、書き写しを始めて4日が経過。
これがなかなか大変で、一つのコラムを書き写すのに約20分程度。 最近は文字を書く機会自体があまりないこともあり思っていたより疲れます。

読み方、意味の理解があやしい単語は意識的に調べるようにしているので、微々たるものですが語彙力が向上している実感はあります。

もともと2年程度の時間が必要と書かれていたとおり、即効性のあるような方法ではないですが、継続することで確実に効果はあるのではないかと感じました。

貯金したくなる?

「きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方」には仕事にフォーカスしつつ、よい文章を書くための方法がまんべんなく収められています。

文章を書くといったことに関して課題を抱えている人だったら、どこかしら参考になる部分があると思います。

私にとっては「言葉・フレーズ貯金」に関する部分がそうでした。
お金の貯金も増やしたいですが、言葉とフレーズの貯金もしたくなりました。
2年、インデックス投資の最低10年と比べればなんてことない期間。 コラムの書き写しは継続していくつもりです。

「きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方」、良い本でした。






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