小学生向けと言えど参考になる!「脚本家が教える読書感想文教室」
文章力の向上を求めて
最近、ブログに少し力を入れ始めて改めて直面した課題があります。 それは自分の文章力が拙いということ。
文の運びや構成、書くスピードなど気になる点をあげたらきりがありません。
そのような経緯から、書く、伝えるといった内容の書籍を物色していました。
「脚本家が教える読書感想文教室」
ふと目に留まったのがこの本。 表紙には”小学1~6年向け”とありますが、興味が惹かれる部分があったので読んでみることにしました。
「脚本家が教える読書感想文教室」の概要
この本の内容はタイトルのまま、読書感想文の書き方に絞ったものになっています。
- パート1 フレームワークを使った書き方
- パート2 フレームワークの使用例
- パート3 保護者に向けたメッセージ
本書は上記の3パートで構成されており、小学生向けということもありそれぞれのパートの分量もそれほど長くありません。 そのためさくっと短時間で読むことができます。
パートごとの内容からわかる通り、キモとなる部分は基本的にパート1のフレームワークを使った書き方の説明部分に詰まっています。
パート1で説明した内容をパート2で豊富な具体例とともに理解を深めていくといった流れでで書かれています。
フレームワークの内容
フレームワークは一言でいうと、決まったアウトラインのブロック(本の中ではフレームと呼ばれています)にしたがって感想文を書いていくというものです。
- 本を読む前の自分の考え
- どうしてこの本を選んだか
- あらすじ
- 一番いいとおもったところ
- どうしていいと思ったのか
- これからどうしたいのか
上記は原稿用紙1枚分の読書感想文を書く時のフレームの構成です。 それぞれのフレームに原稿用紙で何行分の文章を書くのかも決められているのが興味深いところです。
原稿用紙2枚分と3枚分の時のフレーム構成についても説明がありました。
著者の方が脚本家ということもあり、指定された分量にきっちり収めるといったことが強めに意識されているのかもしれません。
小学生向けと言えど
興味本位で読み始めた本でしたが、思いの外、今の自分ができていないことについて気づかされました。
これまでの自分は箇条書きでおおまかな構成を考えるといったことは実施していたのですが、 全体および各ブロックの分量については完全に出たとこ勝負になっていました。
本書で説明されているようなフレームを使って、全体として整っているかどうかを意識することでブログの読みやすさも改善できそうです。
ページ数も少なくてすぐ読めるので、くまと同じように文章の書き方を改善したいと思っている人にとっては良いとっかかりになり得る本ではないでしょうか。
小学生向けと言えど、侮るなかれです。