「信用買いの残高が多いと上値が重くなる」とは?
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「信用買いの残高が多いと上値が重くなる」
Youtube などで銘柄分析の動画を見ているとときどどき、「信用買いの残高が多いので上値が重い」といった内容の言葉を聞くことがあります。
これまではそういうものなのかと聞き流していたのですが、いい加減気になってきたのできちんと調べてみることにしました。
信用取引の仕組み
そもそも株の信用取引とは? くまは株初心者なのでここから調べる必要がありました。
<信用取引とは>
信用取引 = 預け入れた保証金を担保に借金して株を売り買いできる仕組み
もちろんタダでということはなく、取引には売買手数料の他、金利、貸株料などのコストが余計にかかります。
件の信用買いの場合、大まかに次のような流れで取引が行われます。
- 証券会社に預けた保証金を担保に買付代金を借りて株を購入
- 買った株を返済売りにによって決済 or 全ての代金を払って株を引き取る
信用買いの残高が株価に与える影響
さて、ここでやっと本題。
まず、「上値が重くなる」というのはどういう状態なのか。
上値が重く株価が上がりにくくなるということは買い注文に対して売り注文が拮抗している状態だと考えることができます。
次に「信用買いの残高が多い」について考えてみます。
「信用買いの残高が多い」 = 返済売りによる決済をしたい買いポジションが多い
信用買いをしていると持っているだけでコストもかかるし、いい感じになったらさっさと売り決済したい。
ということは、株価が上がってくると売り注文が入りやすくなる。
結果、株価が上がりにくくなるということのようです。
まとめ
「信用買いの残高が多いと上値が重くなる」とは。
信用買いの残高が多いと、株価上昇にともなって返済売りが入りやすくなるので結果として株価が上がりにくくなること。